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2013年5月12日 1:38 PM

やれやれ10日で検査終了。80老の初体験

5月1日(水曜)に検査入院、10日にすべての検査を終って14日(火曜)朝退院ときまりした。結果は詳細までわからないけど、大きな問題 はないようです。
まずはめでたい、赤ワインで乾杯といきたいが、そうもいかんのが残念です。
わたしは数か月前から動くと体がふらつくようになり、脳梗塞の前兆かと怖くなって、京大病院でMRI検査をうけました。結果小脳に 萎縮が見つかり、精細な検査が必要ということになりました。小脳は運動神経を司っています。放っておくと徐々に動作が不自由になり、 ついには車椅子生活を余儀なくされるということです。もっとも、ふらつきから車椅子までかなりの歳月を要する(人によって異なるけど) ので、脳梗塞のような緊急性はないという話でした。
運動神経が徐々に侵されるのは怖い話です。大抵の人はふらつきながら生活し、ある日転倒などで大怪我をして初めて発症に気付くそう です。とっさにかばい手で身を守ることができないので大怪我につながるらしい。
美人主治医の上田先生の説明では小脳変性の原因は(1)アルコール (2)がん (3)原因不特定だそうです。
アルコールのほうはここ数年、夕食のつど妻と赤ワインを楽しんできました。いまはさほどでもないが、一時は二人で一本ずつ飲んだも のです。検査入院前からわたしは禁酒をいいわたされ、大いに困惑しました。夕食時の赤ワインは家庭平和の最大のイベントだったし、わ
たしは仕事関係者と会うにも、友人知人とバカ話をするのも酒を飲みながらだったのです。お茶だけで他人とまじわるなど考えられな いことでした。それに月に3度は書道の会の仲間と飲む習慣がありました。
ともかく2週間ほど禁酒しました。だが、とくに変化はありません。入院後も帰宅すると赤ワインやビールを少量たしなみ、
「2週間禁酒しても効き目はなかったから、多少は飲んでも同じなんでしょう」
と、もう一人の主治医である平木先生に許可をもとめました。
すると先生は憐れみの微笑をうかべて、
「約80年の人生のなかでたった2週間禁酒してすぐに結果が出るわけないでしょう」
とわたしをたしなめたのです。なんとももっともな話です。
5月13日の夕刻、両先生からくわしい説明がある予定です。たぶん今後も禁酒生活をもとめられるのでしょう。わたしとしては新しいライ フスタイルを創出せねばならないのです。でも、お茶だけで社会生活が成り立つものかどうか、大いに不安にかられています。
(2)のがんの検査は入院の主目的でした。X線からCT、内視鏡、PETまで各種の検査に追われました。
X線検査の翌日、呼吸器内科から2時間後にくるようにと呼び出されたときは、さては肺がんかと青くなりました。ここ3か月ほど、頻繁 ではないが咳や鼻水が出たし、微熱のようなうすら寒さもあって肺がんを心配していたのです。60歳すぎまで存続したわたしの草野球チ ームのエースだった小川芳巳君が肺がんで亡くなったことを連想して、まことに憂鬱でした。
だが、呼吸器内科へいってみると、肺がんではないが、ほぼ間違いなく間質性肺炎だといわれました。こちらも厄介な病気だが、有効な 薬もあるらしい。
内視鏡、PETにも異常はないそうです。とくにPTに異常のなかったのが収穫でした。がんが原因でふらつくのではなかったらしい。

ともかく気持 としては一段落です。月曜日夕刻の説明でなにを指摘されるかわからないけど、通院治療で済むようならまた元気で頑張れると思います。
検査が目的の入院とはいえ、ベッドに寝て日を送るのは精神的に不健康です。同じフロアの数多くの車椅子患者を見ると、ふらつきの段 階で診察をうけて良かったとしみじみ思います。ふらつきの原因の9割は内耳関係の異常だそうだが、足元の不安定な人はどうぞ信用ある医 療機関で診察をうけてください。わたしなんか地元の某耳鼻科で「脳からきたふらつきではありません」といわれて安心していたのですから。