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2013年11月26日 12:49 AM

アウト、セーフ、ヨヨイのヨイ

テレビ番組「そこまで云うて委員会」で加藤清隆氏が云っていました。寝たきり老人の
排泄物の始末を自動的にしてくれる機械がもう完成しているのだそうです。値段は100
万円ほどするらしいが、量産化できるようになれば、50万円程度になるだろうとか。
いやあ、これをきいてつくづく安心しました。うちは夫婦2人暮らし。一方が寝たきり
になったら、老老介護で苦難の日々を送らねばなりません。
介護で一番の苦労が排泄物の処理といわれています。介護する側が大変なのはもちろ

ん、される側も大いに気を使わねばならない。自動処理できる機械(ロボットか?)が出現

したら、いま日本の重要社会問題となっている介護の困難が半減するでしょう。これを機

に自宅介護が間違いなく増えると思います。

わたしがこんな風に思うのは高校の同窓生の女性に悲惨な例があるせいでもあります。
彼女の名はJ子。東京の女子大に在学中、某私大の医学部の学生と良い仲になり双方

が卒業後、田舎町で開業しました。田舎町で開業医は最高の名士です。J子はブイブイ云

わせて贅沢三昧に数十年を過ごしたようです。

ところが夫が倒れて(多分脳梗塞)介護生活を余儀なくされるようになったのです。
夫は寝たきりになり、数年後に死去。晩年は排泄する力もなく、j子は指で夫の肛門か
ら大便を掻きだしていたそうです。想像するだにタマラン話です。それが祟ってj子は神
経を病み、おかしくなってしまいました。自動処理機があればどんなに助かったことか。
夫の全盛期、j子は名流夫人然と横柄にふるまったので、同情する人はいないようです。
排泄物処理機の話をした加藤清隆氏は時事通信社の偉いさんです。まさかガセではない
でしょう。自動処理機はシャワレットを上回る必需品です。介護は重要な社会問題の一つ
とされていますが、問題のおおよそはこれで解決したのかもしれません。
関係する科学者、技術者が羨ましくなります。おれは日本にこれだけ貢献したと胸が張
れるからです。願わくはわたしがまだ生きているうちに商品化されますように。間に合うか

どうかぎりぎりのところのようです。もちっと若ければあせることもないけど。
考えてみると、いろんな面でわたしたちは瀬戸際にいます。とくに医学の分野ではこれが

顕著です。

早い話わたしの小脳変性症。MRIの発達で病気は発見されたけど、治療法は見つかっ
ていません。緊急性はないけど、いずれ車椅子生活になるかもしれん状態です。研究者

が治療法を発見してくれるのをおとなしく待つしかないのです。
さらに卑近な例ではALSという奇病にかかった徳田虎雄氏があります。病院グループ徳
洲会の創始者でも治療法のない病気にかかるのだから、医学の進歩を一日千秋の思い

で待つ人々がどれだけいるか見当もつきません。

いや、医学や機械工学以上に科学の進歩が待たれるのは原発の分野です。使用済み燃

料の処理法が不明のまま、当面の需要に引っ張られて再稼働されるはずだったのです

が、桜井よしこ氏の説によると、これまで廃棄物の放射能レベルが安全状態にもどるまで

10万年かかるといわれたのが、最新技術で300年まで短縮されたそうです。最大の問題

に解決のメドが立ったようでメデタイ話だが、原発ゼロの小泉元総理はどうするのですかね。

科学技術は絶え間なく進歩しています。制御不能として見切り発車されるはずの原発が
桜井氏の文章にによるといつの間にか科学者の手の内に入ったのです。頑張れ頑張れ

科学者。病気とか社会問題とかになんとか追いつき追い越してくれ。わたしなどアウトか

セーフかきわどいところにいるのだから。

むかし、野球拳というお座敷遊びがありました。
「野球するなら、こういう具合にしやしゃんせ
投げたらこう打って,打ったならこううけて
ランナーになったらエッサッサ」
こんな歌の後、対決する二人が掛け声にあわせてじゃんけんをします。
アウト、セーフ、ヨヨイのヨイ
医学の発達が生命のあるうちに難病を直してくれるかどうか徳田虎雄氏やわたしの心境
です。まあおかげで寝たきりになっても排便はセーフのようですが。