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2016年12月12日 3:30 PM

カジノへは近づくな

カジノへは近づくな
 通称カジノ法案が国会を通って日本にもカジノが生まれる雲行きだそうです。わたしはかつて海外旅行のとき何度かカジノへ入ったことがあるけど、賛否を述べられるほどの経験はありません。まして経済効果が何兆と云われてもその数字が信用できなくて、ホイホイ賛成はしかねる心境です。まあ個人的体験を述べて、読んでくださる方の判断にお任せします。

 最初のカジノ体験はアフリカ旅行のときでした。ナイロビでカジノを訪問したのです。団体旅行だったので妻が同伴。健全な旅でした。
 わたしはまだ40代で、妻は確か30代。妻は私の仕込みでギャンブルに凝っていました。舞台は主に競馬場。淀競馬場の近くに間借りしてわたしたちは同棲生活をしていました。
私が競馬入門したのはサラリーマン時代です。いくら頑張って働いても月給は同じ。アホらしくなって
 競馬で儲けようとしたわけです。
 妻はまだ女子大生で競馬はもちろん初めて。奇妙に運の強い女で、初めて最初に淀競馬場へ行ったとき、いつものようにボロ負けの私の横で中穴2つを的中させ大ニコニコでした。ナイロビのカジノへ行ったときはまだビギナーズラックの余韻が残って自信ありげでした。
 わたしはブラックジャックのテーブルを囲み。大金持らしい白人や現地人と勝負しました。わたしはギャンブルに弱く、たちまち大負け。予算超過。
 仕方なく妻の様子を見に行くと、ルーレットのテーブルの前にいました。何と勝っていて、彼女の前には色とりどりのチップが山積みになっています。結局数十万円の儲けになり、旅行はまだ続いたけど、小遣いに不足は全然ナシ。「日本にカジノがないのが残念やなあ」と言い交わして帰国しました。
 その後も競馬は続けました。常勝の妻もやがてプラスマイナスゼロから下降をはじめ、初期のころのようにニコニコしなくなりました。
 20年ほど前にイタリア旅行をしました。ヴェニスでカジノへ入りました。わたしはブラックジャックのテーブルににすわったけど、例によって全然ダメ。一度ツキが回ってきたのにサイコロを振る順番を間違えて、対面の席の意地悪そうなオバハンに嫌な顔をされて以来、全然ツキが回ってこず、結局惨敗しました。頼みの綱の妻の様子を見に行くと、こちらも敗勢。むかしのツキは逃げていました。
 カジノは別世界です。場内はすべてデラックスで客はすべて大金持。あそこで酔っ払ったら自分もトランプ級の大金持ちになった気分で一生かかっても返済できぬ額の借金ができるのは必定。それでも行きたい人はどうぞ。でも、なるべく近づかないほうが、ベストですぜ。
依存症防止のため、うちの妻から助言。「入場料1人5万円くらいにしたらどうかな。一般人はよう近づかんかんようになるわ」