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2013年1月15日 3:51 AM

ガク然、おいらもパソコン中毒

パソコンが故障して使えなくなり、3~4日間呆然としていました。おかげでわたしもパソコン中毒であることがわかりました。

メールは数年前から利用していました。だが、パソコンで原稿を書きだしたのは2年前からです。

わたしは根っからの文科系です。機械にさわったことはありません。中学高校のころ同級生が鉱石ラジオを組み立てたり、レコーダーをいじったりするのを見ても真似する気にはなりませんでした。機械がなんだか恐ろしかった。長じてからもカメラを操作するのは面倒だし、テレビの録画の仕方も知りません。携帯も電話とカメラ以外の機能は使いそびれています。パソコンを生活に導入するのは、わたしには大事件だったのです。

なぜパソコンを導入したかというと、メールが便利だし、ウイキペディアが仕事に役立ったからです。原稿はずっと鉛筆で書いていました。だが、活字不況とわたし自身の老齢化のせいで出版社からさっぱり注文が入らなくなり、電子書籍で活路を開く以外にないと思い立ったのです。だが、ことはそうたやすくありませんでした。ブックリーダーの普及がなかなかすすまず、広告力が当方にないことも手伝って、電子書籍はまるで売れないのです。

いまの段階では、やはり出版社の力なしでは、わたし程度の物書きは食っていけないと知っただけでした。でも、社会はどう変化するかわかりません。希望は捨てず、ボケ防止をかねて創作はつづけています。ほかにやることもないしね。

そんなわけでパソコンが故障して以来、わたしは久しぶりで鉛筆で原稿を書いてみたのです。そして愕然としました。

毎日仕事を始める前にパソコンをひらき、メールが来ていないか確かめます。ついで新聞のデジタル版を読んで社会の現状を知ったりします。ところがパソコンガ使えないと以上のような仕事前のウオーミングアップができません。これが物足りないのです。なんであろうと習慣となった行為を中断するのは一種の飢餓を招くことがよくわかりました。

さて久しぶりで鉛筆で原稿を書いてみて愕然としました。あきれるほど字が下手になっています。物書き業約50年のベテランの筆跡とは思えない稚拙な字が並んでしまうのです。月に三度書道の稽古に通っているのに、鉛筆の筆跡にはなんの影響もありませんでした。

さらにショックだったのは漢字をわすれていることです。なんでもない文字が思い出せません。一々電子辞書で確かめることになります。ボケが始まっているのだろうか。この年齢になるとどうしても気になります。

さらにウイキペディアがないと、分厚く重い国史大辞典などを繰らなくてはなりません。思いのほかこれが面倒です。数年前まで大辞典を愛用していたとは信じられません。この点ではパソコンの恩恵に浴していたことを思い知らされました。

パソコンで原稿を書くとひどく疲れます。文章を考えるのと打ち間違いに気をつけるのと二重の労力が要るからです。おまけに時間がかかります。わたしの場合書くほうがパソコンを使うよりはずっと早いのです。指の動きが鈍いせいもあるけど、変換が一筋縄でいかないことが主な原因です。「書く」と記すために(各、核、格、描く、角、欠く、掻く、書く)から選ばなくてはならないなど、恐ろしく手間がかかりまこうして見るとパソコン使用の利点はわたしの場合ほとんどないのです。電子書籍に活路を見出すなど、夢物語にすぎないのかもしれそれでもパソコンはやめられない。鉛筆で書くのがいまや億劫でなりません。まったく中毒症状です。青少年がゲーム中毒にかかるのと大差ありません。最近書店に足を運ぶことが滅多になくなりました。広告などを見てアマゾンへ注文すればちゃんと配達してもらえます。この方式に馴れた人が多いと、書店の数は減り、卸業者も営業の縮小を余儀なくされるでしょう。

最近スーパーでも即日配達サービスをやるそうです。物流センターでは人でなくロボットが労働するらしい。流通関係の人手は要らなくなる一方で、皮肉なことに少子高齢化と軌を一にしています。

IT社会が進化するにしたがって人間は不要になるようです。ヒマな人は増える一方で、とくに老人はますます時間をもてあますことになりそうです。生活苦がなければそれでも良いのだろうけど、世の中そんなに甘いはずはありません。わたし自身に照らしても、半分は途方に暮れています。

せめて「小人閑居して不善をなす」にならぬよう気を張って余生を生きるしかないようです。一体日本の国はどんな方向へ進むのでしょうか。ウイキペディアにかいてあればよいのだけれど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

有意義に時間を使えればよいが、多くは「小人閑居して不全をなす」の部類ではないでしょうか。いや、年をとると不善をなす元気もなくなるようです。

 

他人事ではない

る一方だし、卸業者も