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2014年2月25日 4:05 AM

ジイサンの冬季オリンピック

この2週間あまり、ソチ五輪で楽しませてまもらいました。日本はスキ―部門が
健闘、メダル7個を獲得し、2006年トリノ五輪から2大会連続メダルなしの不
振を一気に取戻しました。代わりにスピードスケート部門が不振でしたが、これは
練習場不足が大きな原因だそうです。
下馬評の高かった山梨沙羅や浅田真央、上村愛子はいずれもメダルに届きません
でした。金メダルを期待されると、本番では本人にも意外なほどガチガチに固くな
って実力が発揮できないようです。浅田真央は初日の失敗を2日目のフリーで充分
に挽回したし、山梨沙羅には今後の成長が見込めるけど、最後の五輪出場だった上
村は4位でいかにも無念そうでした。引退を延期しなはれ。34歳はまだ若いやな
いか。ジイサンは無責任にそういいたくなるのです。
それにしても冬季オリンピックは素人にはわかりにくい大会です。スキー、スケ
ート、スノボーに加えてカーリングやらボブスレーやらスケルトンさらにアイスホ
ッケーなどがあります。ボブスレーなどの橇競技、アイスホッケーなどは日本に関
係がないから見ませんでしたが、カーリングはルールがわらず、いまさら勉強する
気にもなれない老人の悪癖が出て、ろくに鑑賞しませんでした。
それからスノーボード。HP(ハーフパイプ)で15歳の平野歩夢が銀、18歳
の平岡卓が銅メダルをとったけど、こんな新しい競技は経験もないし、全然わかり
ません。二人の少年が空中へ飛び、縦横交えた回転をして着地すると
「ひやあ、ようやるわ」
と感嘆はするが、なにがすごいのかよくわからない。軽業を見るようなもんです。
そういえばフィギュアスケートも浅田真央らのジャンプが3回転だか4回転だかよ
くわかりません。。解説者が褒めるから褒めるだけで、自分でやったことがないか
ら、一流選手らのすごさをよくわかっていないのです。
スノーボードといえば、わたしの高校時代の同級生に仙台の奥田淳二医師がいま
す。彼が先日河北新報に面白い文章を発表しました。
奥田医師は蔵王えぼしスキー場で長年ドクターパトロールをやってきました。怪
我人などの発生にそなえて見回りをするドクターです。わたしと同じ年齢ながらい
まだに元気で冬山にのぼっているわけです。
その奥田医師の文章では、最近のスキー場はスキーヤーとボーダーが半々くらい
だそうです。怪我の割合はボーダーがスキーヤーの約3倍。ボーダー用のジャンプ
台で着地失敗によるけが人が多発しているとのこと。ヘルメット着用がぜひ必要と
奥田医師は呼びかけています。重傷者が多いらしい。わたしたちが五輪の出場者の
プレ―を見て「ひやあ、ようやるわ」と感嘆するだけのことはあるようです。
ともかく最近のスキー場はスキーとスノーボードに加え、短くて前後に滑走でき
るファンスキーも登場したそうです。それらが交通法規もなく技術レベルもさまざ
まなまま入り乱れて滑走しているのが現代のスキー場だということです。冬季スポ
ーツをやる人はスクールに入校してマナー、技術、それぞれの特性を学ぶべきだと
奥田医師は進言しています。
わたしは疎開児童でスキーは苦手だったけど、むかしの競技会は滑降、ジャンプ
、回転、長距離走ぐらいしかなかったはずです。
旧制中学生のころ、わたしは当時日本で3番目の高さだった大館シャンツエで全
県大会(旧制中学)の行われるのを見物しました。選手は全員両腕をぐるぐる回し
て風を引き寄せながら跳んでいました。怪我をして死んだ他校の選手もいました。
現在のようなスマートな着地姿勢も必要なかった。ジャンプは命がけのスポーツで
した。
それがいまは高梨沙羅のような可愛い女の子が100メートルを跳ぶ時代になっ
たのです。いやはや時代は変わりました。女子のパラレル大回転を見て、わたしは
歳月の移り変わりの速さを具体的に見る思いでした。
さてソチ五輪は終わりました。刺激されて全身の運動神経が目覚めたまま、わた
しは体育の日課にとりかかります。
最初は小脳変性の目まいのリハビリ。約30分。3時間後にダンベル、バーベル
を使った筋肉運動、約40分。ついで腰痛体操10分。飼い犬とのウオーキング1
時間30分、さらに目まいのリハビリ30分。計200分つまり3時間と20分。
けっこう体育会系のメニューです。人間、歳をとると体育会系になります。そのう
ち腦が退化して認知症になるのかもしれません。
ジャンプ銀メダルの葛西紀明選手は41歳。まだわたしの半分ではありませんか。
いま人生の最盛期にある選手諸君、気をつけなさい。うかうかしてるとすぐ80歳
になりまっせ。