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2015年4月28日 12:49 AM

ホームラン挽歌

やたらと{戦後70年}の文字が目につく昨今ですが、わたしがプロ野球に
関心を抱いたのが戦後2~3年のころ。ファンとしては67~68年にな
るわけです。野球をおぼえたのが東北地方で、周囲はみんな巨人ファンで
した。わたしも巨人贔屓をつづけて約70年になるのです。
当時の巨人打線はいまもおぼえています。白石敏男、千葉茂、青田昇、川
上哲治、宇野光雄、平山菊二、関口清治、武宮敏明、投手には完全試合の
藤本英雄ほか中尾貞志、川崎徳治らがいました。テレビのない時代だから
「ホームラン」「野球界」など雑誌のグラビア頁で見る彼らの勇姿がせいぜい
で、ナマのプロ野球を見たのは昭和24年だったと思います。
千葉、青田、川上は大スターでした。青田、川上がホームランを打つ試合が
多く、負けている試合も逆転の期待を抱いて終いまで見たものです。いや、
ラジオで聴いたものです。なにしろ試合中継は巨人の試合ばかりでしたから。
話は変りますが、今年の巨人の打てなさ加減はどうしたものですかね。
4月24日からの対ヤクルト3連戦(神宮)も24日、25日と巨人の連敗。26
日にやっと4対1で勝ちました。対戦成績は目下3勝3敗。片岡治大がホー
ムランを打ったけど、彼は長距離打者ではないし、今後も量産はムリ。連敗
した24日、25日の試合なんか,一旦守勢に立てば挽回不能の展開で、つく
ずくホームランの出ない巨人軍の悲哀を感じました。
目下好調なのは野手では橋本到、井端弘和、亀井善行(負傷欠場中)のみ。
片岡はまあまあ。しかしどんなに彼らが好調でも優勝には至りません。やはり
ホームランの打てる長距離打者が必要です。西武の中村剛也級の図抜けた

長距離打者が1人いないと、往年の巨人軍の再現は成らないしょう。

球団もそれを気にして昨年はセペダ、今年はフランシスコ(元レッズ)の長距
離砲を採るようですが、外人がホームランを連発してもさほどオモロくありま
せん。まして給料ドロのセペダは一日も早く帰国してもらいたいです。
目下の戦犯は野手では村田修一、長野久義、坂本勇人です。阿部慎之助の怪我が
みんなに影響しているのかね。
ジャイアンツの魅力は第一にホームランにありました。青田、川上のつぎは王
貞治、長嶋茂雄が長年にわたり君臨しました。さらに原辰徳から阿部慎之助の
時代となって、阿部の老化とともに今日のテイタラクとなったわけです。
ホームランは野球の華です。2~3点リードされていようと走者を置いてホーム
ランが出ればたちまち同点、逆転です。1点ずつしか入らないサッカーに比べて
大違いです。最大の商売敵であるサッカーにない魅力をおろそかにして、どうして
野球が再生できるのか。井端や坂本(守備)の名人芸のみ日本では珍重されて基本
の大歓声をわすれています。地味な僅差の試合にいらいらして、あげく負けるので
はスピード感溢れるサッカーにお客を奪られてしまうでしょう。
いや、背景を見れば時代の動きがわかります。新聞社や電鉄会社はもう過去の企業。
ソフトバンク、楽天、DeNAなど新型企業が今後は天下をとります。巨人阪神が
威張っていたのは過去の話。王、長嶋級のホームラン打者が今後出るとすればIT
関連企業からでしょう。
ホームランの減少とともに日本の野球は衰亡し、やがてサッカー全盛になるのかも
しれません。阿部も坂本も「男のバット」は人一倍振ってるようですが、本業の打棒
は食い足りない。村田修一はどこにも故障がないはずなのに、なんで打てんのか。も
しかすると逆療法で「男のバット」を振り回す方が良いのかもしれません。ブンブン振

ってみろ。どうせここまで落ちたんだから、盛大な空振り三進のほうが観客をよろこばせる

かもしれません。おっとこれは本業のバットの話ですが。

もう「男のバット」など振り様もないジイサンの老婆心ならぬ老爺心からの忠告です。