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2016年4月5日 3:18 AM

ボケるが勝ち

最近トシのせいでよくド忘れをします。先般ブログに横綱白鵬のことを書いた
ら、白鳳と書き間違って、妻に注意されて書き改めました。
ついでに思い出したのが、友人への手紙に大館鵬鳴高と書いてしまったこと。すぐに気が付いて電話で訂正したけど、大館鳳鳴高はわたしの母校。それを書き違えるなんて認知症の一歩手前かと慄然としました。

もともとこのブログはボケ防止のためはじめたもの。幸い現在のところ目立ったミスはないけど、ほかにも自分で気づかぬミスがあるやもしれません。遠慮なく注意してください。
さて自分の脳の具合が気になると同時に週刊新潮に見逃せない記事が出ました。グーグル、ディープマインド社の開発した人工知能が囲碁の世界NO1を圧倒して勝ったというのです。人工知能は囲碁の名人クラスに勝つにはあと10年かかるというのが専門家の見立てでした。
ところが人工知能の発達は予想を上回って早く、わたしたちの生活に種々変化をもたらすだろうと云うのです。この驚異的な進歩は人工知能に対する「強化学習」「深層学習」のおかげなのだそうです。

「強化学習」とは、生まれたときは人間の脳と同じ白紙の状態にある人工知能にまず碁の打ち方を教え、ついであらゆる棋譜を徹底的に学習させるのです。人間の棋士が幼いころから大人になるまで消化する囲碁の勉強を超高速でやるようなもので、その後自分同士で対戦し、勝ったデータのみ残し負けたデータは消去してゆく。それを何度も高速でつづけ、最適化しつつより強くなるのだそうです。このあたりわたしもよくわからんので、納得のゆく説明のできないのが残念です。いまのところ人工知能は一つのことしかできません。囲碁なら囲碁、会計学なら会計学。汎用人工知能〈人間の頭脳と同じ多様なことができる)の出てこないかぎり、われわれはまだ安心していられます。だが、人工知能の進歩発達が現状のままだとすると安心していられるのもそんなに長くはありません。

ボケが広がるのが速いか。人工知能の普及が速いか。大きな問題です。
これまで人工知能は記憶や解析が得意でも、物の認識ができませんでした。
それが「深層学習」によって可能になり、性能が飛躍的に向上したようです。
カナダのトロント大が開発したこの学習法により、人工知能は画像の中の人間
や花、動物、機械などを正確に指摘できるようになり、これが急速な発達をも
たらしたそうなのです。
おかげで20年後30年後の社会はまるで変ります。調理、介護、野菜造り
建築、自動運転車、ドローン配達など人工知能が働く分野になります。
もちろん人工知能は言語を理解し、翻訳、通訳もできるようになります。
企業のほとんどの事務員は失職し、会計士や司法書士も不要になります。絵画、音楽、文芸も平均的な出来栄えなら人工知能が作り出すし、歴史に残る大芸術家でないと生き残っていけません。
いやはや大変な社会がやってくるわけせす。野球選手、サッカー選手、学校教員、アートディレクター、キャバクラホステスなど人間であることが必要な職業しか不要になります。
多くの平凡人はどうやって生きてゆけば良いのか。仕事が消えた分、新しい仕事が誕生するのでしょうか。いま思いつくのは人工知能が壊れた場合の修理技師。数が少ないから大変な競争でしょう。

健常な老人はますます減り、ボケ老人はますます増えます。そのうち認知症党ができて国会議員が生まれるかもしれません。政治資金に不正があっても、

「私はボケてわすれました」と言い逃れできますから。そういえば、ボケ顔の議員が日本には大勢いますぜ。