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2014年10月21日 3:27 AM

女性大臣の退陣

女性登用を公約の一つに掲げる安倍内閣から2人の女性大臣が辞職しました。
働く女性には好評で、支持率もあがったのに、総理にとっては大誤算。でも、
なんとなく納得したのはわたしのような時代遅れの老人だけでなく、世の男
性一般にいえることではないでしょうか。
閣僚の3分の1は女性にする、というのが安倍総理の方針だったそうです。
総理は財界にもこれを要求したようです。受けいれて管理職の3分の1を女
性にしたため男の社員がヤル気をなくした大企業も多いようです。ちょっと
日本の現状では早すぎる処置だったのではないでしょうか。最初に数をきめ
るのがそもそもおかしい。欧米諸国が3分の1だからといって真似する必要は
ありません。日本と欧米は歴史も文化も違います。2大臣の辞職はその証拠と
ではないでしょうか。
女性登用は例によって財界の要望による公約でした。人口減少、働く人手の
不足が一部ではすでに現実の問題となっているようです。しかし欧州の例を
見るまでもなく移民の受け入れは問題が多い。代りに日本女性を優遇し働き
手を増やそうというのが狙いのようです。
かつて日本は男性社会でした。女性は社会へ出ても重用されず、男の下働き
に甘んじていました。女性は結婚したら家庭に入り、家事育児に専念するべき
だと思われていました。
戦後、社会の男優位の構造は建前としては改められ進歩的女性の活動もあって
女性の社会進出は戦前よりもはるかに容易になりました。だが、一部の女性に
とってはまだまだ自分たちの社会的活動の場はせまかったようで、それらの女
性の声高な男女平等の主張には一般男性を辟易させることが多かったのです。
すくなくともわたしは閉口していました。
日本の歴史は男が外で働き、女は家庭で育児、家事にあたるという慣習のも
と築かれてきました。能力と自信のある女性にとっては抑圧だったろうけど、
大体はうまくいっていたのです。戦後、女性は自由になり、勉強と努力次第
ではいくらでも上昇志向をみたせるようになったはずです。しかし出産と育
児という大仕事を抱えながら男に伍して競争するのは大変なこと。よほどの
決意と努力が必要なのはいうまでもないことです。
わたしも若いころは共働きでした。安月給で暮らしていけないから、妻の稼
ぎがどうしても必要だったのです。
わたしは会社勤めが嫌でたまらなかったから、妻に勤めの苦労をさせるのが
引け目でならなかったのです。わたしの月給が上がってなんとかやってい
けるようになると、すぐに妻を退職させました。女を勤めの苦労から解放し
てやるのが男の責務だと信じていたのです。でも、若い女性は職場でチヤホ
ヤされるから、わたしのように勤めが苦痛だったとは限らないのかもしれま
せん。
最近若い女性の間で専業主婦の希望者が増えたそうです。社会で男と競争す
るのがどんなに大変か、想像のおよぶ人が増えたのです。10回以上も見合い
したけど専業主婦にしてくれる男性に出会わなかったといっていた女性もい
ました。
今の内閣の女性優遇策は前述の通り財界の要望でした。配偶者控除をなくし
たりして主婦を職場に引っ張り出そうとしているのです。女性の登用は市場
原理の要求なのだろうけど、アメリカ発のグローバル経済にこれ以上巻き込
まれてよいものかどうか考え直すべきです。時代遅れとされた年功序列制度
が案外日本人の感性に合っていたこと、日本企業の生産性をあげたことを思
い出す時期にきたようです。
こんな調子で女性優遇がつづいたら、性転換手術の希望者が激増しますよ。
テレビで見るマツコみたいなのが増えたら日本は滅びます。あ、マツコは性
転換者ではなかったか。しかし、彼女(?)のようなのが雛壇の大臣席にな
らんだとしたら、その重量感で見る側は案外安心できるかも知れませんな。