曇天に窓があく
曇天に窓があく 書名 曇天に窓があく
出版社 講談社
出版日 2008年7月3日
版型 単行本
ページ数 298p
ISBN 978-4062147668
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内容紹介

部屋住みの身の風間啓四郎にとって、御前試合で勝つことは、藩での出世と道場の後継者への道が同時に手に入る、またとない機会。分を心得ていたはずの啓四 郎だが、ある日、道場の一人娘・雪乃を見てから、すべてが変わった。が、時代は幕末の混乱期を迎えつつあり、藩の情勢も、啓四郎の身辺も、風雲急を告げ る。愛する女と未来を手に入れるため、貧乏藩士の次男坊・啓四郎が歩き始めた幕末波乱の人生。

コメント

まともな職につくのが難しい現代の若者と、上昇志向の叶えられぬ幕末の下級武士の次,三男を重ねあわせて描いてみた。道がひらけぬまま女は死んでしまったが、主人公は彼女が空のどこかから自分を見守っていてくれるのを信じて新しい世の中に入ってゆく―若者は自分を見守ってくれる愛情あふれた異性がいてこそ、勇気をもって前進できるという思いをこめたラストになったが、どこまで読者の共感が得られたものか。