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2016年5月20日 1:11 AM

最期の同期会の旅

5月16日(月曜日)に花輪高校4期性の同期会で盛岡へ行き、八幡平村の実
家へ1泊して18日夜帰宅しました。帰ってブログを書くつもりだったけど、
思いのほか疲れて翌日書いています。やはり82歳ともなると長旅の疲れは相
当なもの。まあシルバー割引があってJALの運賃大阪―花巻約80,000
円(往復)が26600円という安値で済み、老人優遇の実態が分かって少々
申し訳なく思いました。まあこれまで払った税金の額に比べたら問題にならん
金額ですが。
さて小生の関係した高校は秋田県立大館鳳鳴、花輪の2校です。大館鳳鳴には旧制中学1年から高校1年まで、花輪高校には高2から卒業まで在籍しました。前者は進学校、後者は元女学校で2校とも相応の世話になりました。今回は後者の同期会です。歳をとって双方に付合うのは大変ですが、実家のほうにも用事があってはるばる出かけてきました。
さて花輪高同期会は、場所は盛岡市の奥座敷といわれるツナギ温泉。盛岡駅からタクシーで4~50分と聞いて恐怖に駆られていたのですが、実際に行ってみるとたかだか20分で、料金も5000円程度。安心しました。
会場のホテルは10階建ての巨大な建物で目の前に湖ふうのダムがあり、風景佳絶。食物も良く、女中さんも親切。専用バスの発着を問い合わせたときの応
対の悪さと比べてまあ一流のデキでした。
集まった同期生は21名。男6名、女15名の計21名。最期の同期会だとい
うので地元の近くでやろうとの話だったはずですが、1学年150名の小さな
高校にしても参加者は少数でした。全員82歳前後で大半が持病持ち。クラス
委員のB女史が相変わらず当番をやってくれたのですが、きいてみると彼女も病気持ちでそれもかなり深刻なようでした。

男子は6名の全員が病気持ちで脳梗塞の経験者が3人。リハビリの苦しさを聞かされ、粛然となりました。
あとガンの保有者が1人、難病保有者が1人(わたしです)重病克服者が1人
つまり男性は全滅状態でした。ほかに妻が重病で介護のため留守にできない者や今日が亡妻の1周期で出席できない者などがいて、話は自然に物故者のことになりました。80代の同期会は出席者よりも物故者のほうが主役になります。これは新発見でした。
女性のほうは部屋が別で詳しい話はきけなかったけど、認知症の同級生が2~3名いるらしい。見るからに腰の痛そうな人、ひざの痛そうな人もいました。
しかし歳をとるまで働いていた人は今日でも若々しく、酒も良く飲めるようで
した。出席者よりも欠席者のほうが話題になるのは男性同様だったようです。
つまり80代の同期会は、欠席者が主役になる会のようです。
元気なころはみんな良く飲んだけど、禁酒中のわたしはビール2杯でふらふら。酒豪だった連中はみんな早死にしています。品行方正のすすめは長生きのすすめにつながるらしい。さすがツナギ温泉だと笑いあいました。
1泊して午後1時30分にツナギを出て秋田県鹿角市の実家へ帰りました。も
っとも実家の不動産の名義は全部甥のものになっています。他家へ来たような落ち着かない気分です。実家を預かる末弟の具合が思ったより悪そうでガクゼンとしました。末弟は咽喉がんの手術をして予後が悪く、事実上寝たきりなの
です。家の建て替えをするから名義を譲れとやかましく云ってきた甥の気持が
やっとわかりました。
「リハビリは苦しいらしいけど、何が何でも治るという強い意志をもってやれ
ばかならず良くなる」と同級生から聞いたばかりの話をして元気をつけてきま
したが、効果があるかどうか。最期の同期会の旅はやはり辛い旅でした。
今日まで生きたことをありがたく思おう、と云う誰かの言葉にも違和感があり
ます。まだわたしは書き上げていない長編小説がありますから。目下1000
枚仕上げましたが、書き終わるまで生きられるかどうか。舛添知事を見習って
せいぜい厚かましく生きましょうか。