静かなる凱旋
images 書名 静かなる凱旋
出版社 講談社
出版日 2006/2/1
版型 単行本
ページ数 422p
ISBN 978-4062132770
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内容紹介

おれは生き抜いた! 戊辰戦争から日露戦争の講和まで38年、走りつづけた半生を振り返り、勇士は今、ふるさと秋田鹿角へと還る。幕末から明治を生きた男を、壮大なスケールで描く書下ろし大河小説。 秋田県鹿角の旧家の当主・青山吉之助は、日露戦争の講和が叫ばれる今、鹿角遺族会会長として遺族を引き連れ上京し、幕末、戊辰戦争のただ中に知遇を得た桂 太郎と交渉して、講和阻止を申し入れるつもりだ。かつて鹿角が盛岡藩領だった頃、金で武士の株を買った金上侍と蔑まれ、戊辰戦争では奥州の争乱に巻き込ま れ、日露戦争では大切な長男を失った。この38年を振り返ると、吉之助の半生は、戦いの日々であった。幕末から明治??時代が動き、社会が変わる時期を、 壮大なスケールで描いた渾身の書下ろし長編小説。

コメント

主人公は著者の曽祖父がモデル。地味な辺境の題材なので、他人に読んでもらえる工夫はしたつもり。後年、日露戦争で長男を亡くした主人公が、総理に上りつめた桂太郎をたずねて戦争継続を訴えるくだりが割合に上手く書けたと思っている。