mv

2011年5月26日 2:16 PM

官能小説家

著名人の訃報が最近相次いでいます。五月六日には団鬼六氏が亡くなりました。わたしより三つ上の八十歳。生前二度お会いしたことがあるので、感慨深いものがあります。
最初に会ったのは双方とも五十代のときでした。新聞か雑誌で対談したのだと思います。氏は大作「花と蛇」で官能小説の大家となり、月産500枚の時期でした。わたしはサラリーマンを主人公にした官能小説などを同じように書きまくっていました。 (さらに…)


2011年5月20日 2:08 PM

迷信家

5月16日に愛犬ベベ3世が亡くなりました。享年13歳。牝のビーグル犬です。この2年間体が弱り、一キロの散歩に一時間もかかる有様でした。 かってはわたしの伴走犬としてほとんど毎日5キロを走っていたのです。最後は肺がん。お漏らしもせず、嘔吐もせずまことに品のよい最期でした。
ベ ベ3世は名のとおり3代目です。1世、2世が死んだときはただ悲しく哀れだったけど、今回はわたしが年取ったせいで悲しみよりも重い衝撃をうけました。 「そろそろ人生終わりですよ。準備よろしいか」犬にと言われた心地です。じっさいこの2~3年友人知人の訃報があいついで、わたしは南方の島で米軍に包囲 された守備隊の兵士になった心地です。 (さらに…)

2011年5月13日 2:06 PM

パソコン修行

この春からパソコンで原稿を書くようになりました。
それまで原稿は鉛筆で書いていました。若いころ野坂昭如さんが鉛筆で原稿を書いているのを見て「カッコいいなあ」と思ったのがきっかけです。三菱ユニの2B。40年以上ずっとそれでやってきました。
十数年前からワープロが普及してきました。新聞記者の人たちは一時期切り替えに苦労したらしい。やがてわれわれの業界でも若い作家は大抵パソコンを使う時 代になりました。さらに、いまどき万年筆や鉛筆書きの作家は還暦以上の者だけといわれるようになり、2~3年前には文芸雑誌の編集部に手書きの原稿が入る と「ほら、よく見ておけ。これがナマ原稿ってものなんだ」と新人教育に供されるという話をききました。鉛筆書きの作家はシーラカンス扱いとなったわけで す。 (さらに…)