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2016年8月31日 4:15 AM

巨人軍の転落

8月26日の巨人対DeNA戦。前日巨人は広島に競り負けてゲーム差はたしか10にひらきました。必死に首位を追い、直接のライバル広島カープに連勝しなくてはならぬところ、脇谷のサヨナラホームランでやっと1勝。逆に2敗してゲーム差はさらに開きました。
 大方の目には巨人優勝絶望と映ったはずです。何しろ残り試合が25以下ではどうにもなりません。 
 巨人は残り試合をどう戦うか。名門球団のプライドにかけて華やかな玉砕戦を見せてくれるものとわたしは期待していました。対DeNA21回戦は勝負よりも品位のかかったし試合だったのです。
 巨人の先発投手は内海哲也でした。最近は先発投手が発表になるので、内海ならばと私は安心して、午後5時30分ごろ飼い犬を連れて日課のウオーキングに出たのです。
 1時間ほどで帰宅しました。すぐにテレビをつけて試合を見ました。何対何だったかスコアは覚えていませんが(野球のことを書く気はなかったので新聞を捨ててしまいました。スミマセン)1回の裏、巨人は何と6点を失っていたのです。ぶっ魂消て何か事故があったの
 かとアナウンサーの説明を聞いたのですが、内海投手はたしか6連打を浴び、悪夢にうなされたような面持ちで交代したようです。得点はわすれたけど大差がついて巨人は負けていました。広島戦で勝ち越せなかったのが優勝絶望意識を生み、DeNA戦で1回表に6点を取られるに及んで反撃の意欲もなくなったのでしょう。
 チエッ。舌打ちしてわたしは試合見物をやめ、何とも空しい気分になりました。そして80をすぎて試合結果に一喜一憂するわが身をとても珍しい生き物のように感じました。巨人が勝ってもわたしは1円のトクにもなりません。原稿の注文が来るわけでもないし、まして女性にモテるわけでもありません。
 それでも巨人の試合ぶりは気になるし、負け続けるとガックリします。
 「プロ野球選手は理想を生きる男たち」そんな文章を若いころ書いたことがあります。主人公は高校生で、プロ野球を初めて見てそんな感慨にひたるのです。実際わたしは中学生のころ、野球選手を「理想を生きる男」だと思っていました。その理想とは大勢の観客に見守られることでもなく、有名になることでもなく、バカ高い年俸をもらうことでもなく、まして女性にモテることではないのです。投げたり打ったり守ったり走ったり、懸命にプレーすることで生きるのが「理想」だったというわけです。
 人生について何も知らないから、投げたり打ったりして生きることに至上の人生を見出したのでしょう。
 わたしは旧制中の2年生で野球を知り、巨人軍を知りました。あの頃の自分はまだ生きています。人生かならずしも純粋でなく、誠実でなく、偽りに満ちていることを知ってから、あらためて野球の純粋さにあこがれているのです。わたしは疑いもなく劣等生です。でも、うわべの駄目さ加減の裏側で一番美しいものを知っているのはホントのことです。


2016年8月18日 1:01 AM

3色のオリンピック

石原慎太郎氏の文章によると、世界史は白人による有色人種の支配、収奪の歴史だと云います。15世紀の強国スペイン、ポルトガル時代から産業革命をへて白人国のイギりス、アメリカが圧倒的な国力をつけ、覇権国となりました。
以後英米は500年にわたって世界を支配し、「未開の地」から収奪を繰り返してしてきたというわけです。
「未開の地」の人々が不満を爆発させています。現在世界の各国で発生している残虐なテロ事件は、白人の強欲な収奪が原因だと石原氏は断じています。
石原氏はご存知の通り作家であり、都知事など政府関係の要職の経験者です。
多分作家でこれほど政治の世界で高位に登った人はいないでしょう。官位は登るにつれて他では得られない視点が得られます。その意味で彼の出世は日本の文芸にとっても良いことだとわたしは思っています。もっとも現実の政治が彼の志の通り動けば日本は繁栄するとまで云う自信はないですけど。 (さらに…)


2016年8月10日 1:14 AM

頭の熱中症

連日の猛連日の猛暑でげんなりしています。暑さのせいか、身の回りが何だか不穏です。いま拙宅は屋根の修理中なのですが、家の周りに木材の櫓が組まれ、張りわたされたビニールの紙が風で騒いで落ち着かないのです。
工事の人が屋根を歩くたびに廊下を通るような足音がします。書斎にいても書き物に集中できません。もちろんクーラーはフル稼働中。
普通の夏なら寒いほどなのですが、今年はビールが飲みたくて閉口の至り。禁酒中の猛暑はコタエますよ。 (さらに…)